今回の出展社の中でブース面積は最大級。臨ジュツ晴朗工艺品有限公司ブースだ。
その広い棚に展示された目を引く柳製品の数々。出産のお祝い、大切な友達への贈り物、そして自分にも欲しくなるデザイン。手に取ってみると、温かさが感じられ、質感も良い。
1996年、臨ジュツ晴朗工艺品有限公司は中国で“柳”の産地として名高い臨ジュツの地に創業。最盛期には約10万人以上の柳加工職人が居たという町だ。その臨ジュツ柳加工の伝統と技術をまもりつつ、時流のデザインを積極的に取り入れ、同社は順調に成長。現在では従業員数は約150名になった。同社製品は大量工場生産とは異なり、素材の陰干しに始まり、伝統の技術、加工を経て、防カビ、防腐、製品が完了。製品は、すべて職人の手作業で作られている。
同社製品が支持される理由は
『素材に対するこだわり』『デザインに対するこだわり』『安心に対するこだわり』
「素材の柳の質の判断は、①軟らかさ②白さ③細さ。商品の70%は自社スタッフによるデザイン、30%は提携デザイン会社によるもの。そして製品には、防カビ、防腐加工されており、赤ちゃんが口にしても安心。」
だと同社の張東収 総経理は熱く語る。
創業30年という若い会社であるものの、日本や欧州の顧客との取引は既に20年以上の実績がある臨ジュツ晴朗工艺品有限公司。臨ジュツ10万人の柳加工職人の〝ものづくりへのこだわり“は、しっかりと同社に受け継がれている。(第19回中国山東省輸出商品展示商談会)