国賓への贈り物

2017年4月10日




 威海金鑲玉工藝品有限公司が製造している『金をちりばめた玉石シリーズ製品』は中華人民共和国の贈り物として採用されており、中国の国賓へ何度も贈与されている逸品。

 威海金镶玉工艺品有限公司 会社の設立は、2002年。
2008年に『錫をちりばめた手工芸品』が省級の非物質の文化遺産と認定され、同社設立6年にして『錫をちりばめる技の非物質文化遺産の保護会社』に指定された。
その後、同社の『錫をちりばめた技の伝承及び保護への貢献』が高く評価され、中でも「竜弛牌」シリーズ製品は国家級、省級、市級の賞と栄誉の称号を得ている。





 ブースで製作実演中の李江玉さん。李さんの技に見とれていると、
「彼女は、1993年から工芸品一筋の大ベテランで、現在は同社の20人の教師のトップ。
李先生のレベルに到達するには、20年以上の修業(勉強)が必要です。李先生は、頭で相手が望む、絵柄、模様を考え、そのデザインから加工までを行えます。」と杜龍池総経理。

 同社は職人の基礎研修を5項目に分けており、1項目の研修に約3か月必要。1人前になるには、最低でも1~2年の期間を要するという。ただ、それはあくまでも基礎研修。李さんの域に達するには時間数だけではなく、創造力や感性を磨き、人間質も高めていかなければならない。

 威海金镶玉工艺品有限公司は国からの直接オーダーを受けることも多い。
同社の強みは、相手のイメージに合わせた提案、顧客からのデーターに基づき作品を提供すること。国賓への贈答には相手への尊敬や気遣いを表現する能力も必要となる。

 李さんを含めかなり優秀なクリエーターが在籍している同社。同社への指名は止まない。(第19回中国山東省輸出商品展示商談会)

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※ 記事内容は、取材時のものです
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